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【SAPIX】広野先生の中学校探訪 Vol.1 桜丘中学高等学校

【SAPIX】広野先生の中学校探訪 Vol.1 桜丘中学高等学校

入ってから伸びる学校として定着

 「自立した個人の育成」を教育目標に掲げ、探究学習・英語教育・ICT教育を学びの柱とする桜丘中学・高等学校。生徒の興味や関心を起点に学びを深めていく指導に定評があり、入学してから学力が伸びる学校として、近年、幅広く認知されつつある。SAPIXの広野雅明教育事業本部長がその秘密を解き明かすべく、進路指導を担当する大友崇禎先生と、探究学習を統括する中野優先生に、具体的な取り組みについて聞いた。

今回のスピーカー

今回のスピーカー3名の写真

客観的なデータを基にした
指導で高い進学実績を実現

広野先生
広野先生

ここ数年、出願者数も入学者数も急速に伸びていますが、その背景をどうご覧になっていますか。

おかげさまで、国公立大学の合格者数は本校立地エリアで高い水準を維持しており、 GMARCHなど難関私立大学の合格者割合も、5年前と比べて2倍以上になっています。 入学時点では、学力上位の生徒は本校より偏差値の高い併願校に流れる傾向がありますが、 卒業時点での学力上位層の割合は、本校の方が高くなっています。 この「入ってから伸ばす」というのが本校の一貫した強みだと思っています。

大友先生
大友先生
生徒の成績が入学後に伸びていることが分かるグラフ
生徒の成績が入学後に伸びていることが分かるグラフ
広野先生
広野先生

合格実績以外にも、他校との差別化のポイントはありますか。

本校には「探究科」という独立した教科があり、探究科専任の教員が、ほぼすべてのプログラムを自前で構築しています。推薦のための探究にはしたくないとの思いがあり、鹿児島大学や広島大学など地方国公立大学の魅力を知る機会も組み込みながら、学力向上や進路視野の拡大にもつながる活動を意識しています。例えば鹿児島研修では、現地に行く前に10時間ほど事前学習を行い、実際に活火山のふもとで人が暮らす様子を見て、ウェブで調べた情報と現地の感覚とのズレに気づかせるようにしています。

中野先生
中野先生
広野先生
広野先生

進路指導そのものにも、独自の工夫があると伺いました。

本校の卒業生のデータを基に、受験日程ごとにどの大学へ出願すべきかを分析してまとめた「大学出願戦略」という冊子を毎年作成し、高3秋に生徒に配布しています。例えば、GMARCHの2大学の試験日が重なっている場合、無理に偏差値の高い大学を狙わず、その後の日程で狙う、といった具体的な戦略まで組んでいます。その結果、担任の指導力に左右されずに、戦略的な出願指導ができるようになりました。当初はAIにデータを与え出願計画を組ませることも検討しましたが、生徒が自分の目で情報を確認し、自分で決める感覚を大事にしたいと思い、あえて紙の冊子にしています。

大友先生
大友先生
桜丘高等学校式学習法(左) と大学出願戦略(右)
桜丘高等学校式学習法(左) と大学出願戦略(右)
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