豊かな探究心を育てる多彩な部活動と学び
学校生活に全力投球
共栄学園中学高等学校共学校
探究活動に軸を置いたコース制の大胆な再編成など、どのような先進的改革を取り入れてもなお、変わらず建学の精神「至誠一貫」(誠実さを一生涯貫く)が教育の根幹に深く根を張る共栄学園。全国的に活躍する部活動が目立つが、どの部活動も「我が校の看板」という広報部長・増村薫先生にその真意を語ってもらった。
部活動も勉強も
本気で取り組む学校
社会が大きく変動する中、共栄学園もまた、時代に即した改革を常に試みてきた。最近では、2024年度から再編した高校の5コース制がある。現代社会に必要な力とは何かを問い、その結果、探究活動を中心としたコース制を打ち出した。
「探究進学コース」「探究特進コース」に加え、特進の中の選抜クラスとして「未来探究コース」、高校入学時から将来の志望が明確な生徒のために、高1から文系と理系に分かれる「国際共生コース」と「理数創造コース」を設置。いずれも同じ方向を向いた少人数クラスなので、互いに刺激を受け合いながら勉強に励むことができる。「もともと座学以外に刺激を与える校外行事や講演会の多い学校ですが、答えのない課題に向き合い、自ら考え、結論を導き出す力をより強化したいと考えたコース制です。知識を詰め込むだけでなく、課題解決に主体的に取り組む経験をより効果的に積める設計になっています」と話す増村先生。
その一方で、中学生に対してはいきなり高度な探究活動を行うのではなく、学校生活に全力で向き合う姿勢を育てることを重視している。その柱が部活動だ。従来、文武両道を掲げてきた同校だが、あらためて「部活動も勉強も本気で取り組む学校」であることを柱に据えたいという。
敷かれたレールを走るのではなく
生徒が自分で考え行動する環境
共栄学園で全国的に活躍する部活といえば、女子バレーボール部や少林寺拳法部など枚挙にいとまがない。しかし、運動部だけが活躍しているわけではない。華道部や茶道部など伝統文化系もあれば、数学部、科学部などの頭脳系、さらに競技かるた部、eスポーツ部など昨今注目を集める新しい競技系の部活が揃い、運動系が14、文化系が22、合計36という選択肢の多さが魅力だ。
部活動を通じた知的な刺激が探究活動にもつながっていくという。たとえば、数学部では自分たちで数学の問題を作って、それをみんなで解く。イラスト漫画部が、亀有警察の依頼で防犯ポスターを作成するなど地域との連携もある。
「我々教員が用意した探究活動よりも、部活動を通した探究の方が、より積極的に取り組む姿勢が期待できます」(増村先生)
特筆すべきは、強豪部であっても特別扱いをしない点だ。授業、課題、試験のいずれも全生徒が同じ条件を課される。生徒自身が練習を工夫し、学業との両立も自らスケジュール管理をして実現させる。
「与えられるままにレールの上を走るのではなく、目の前にある時間を部活や勉強にどう使うのか、学校生活の至る部分にチャレンジする環境があり、成長する機会がある学校だと自負しています」(増村先生)
そのせいかフットワークの軽い生徒が目立つ。硬式野球部と食物部を兼部している生徒、コースで指定されている探究活動以外にも可能な限りの探究活動に申し込み、さらに演劇部と数学部で活動し、有志による校外活動まで参加する生徒など強者揃いだ。
「社会で活躍しているリーダーはまさにそういう人たちです。様々なことに興味を持ち、そこに踏み込んでいきます。しかも表面的に終わらせない。従来の当たり前に疑問を投じることができる、そんなクリティカルな考え方のできる人材となって花開いてくれるとうれしいです」(増村先生)
共栄学園中学高等学校