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新プログラム「MEDICO」始動
探究活動とPBL型授業を軸に育む 21世紀に必要な「世界市民力」

新プログラム「MEDICO」始動<br>探究活動とPBL型授業を軸に育む 21世紀に必要な「世界市民力」

サレジアン国際学園世田谷中学高等学校
共学校

2023年4月に共学化と校名変更を行い、新たな歩みを進めるサレジアン国際学園世田谷中学高等学校。探究活動とPBL型授業を軸に、生徒が主体的に学び続ける力を育成している。さらに2026年度からは理数・医学分野に特化した新プログラム「MEDICO(メディコ)」も始動。21世紀に必要な「世界市民力」を育む教育の特色について、2人の先生に伺った。

(左)教務部部長 田中 赳裕 先生 (右)本科推進部部長 市橋 朋之 先生
(左)教務部部長 田中 赳裕 先生 
(右)本科推進部部長 市橋 朋之 先生
問いから始まる学び
PBL型授業が思考を深める

 サレジアン国際学園世田谷として始動してから、2026年4月に4年目を迎える。同校ではさまざまな教育改革が進められているが、その柱は「本科クラス」と「インターナショナルクラス」の2コースである。なかでも本科クラスでは、「熱く探究する生徒」の育成を掲げ、PBL型授業とゼミ活動を軸に据えた学びを展開している。

 PBL型授業は、授業の冒頭に提示される「トリガークエスチョン」から始まる。問いの多くは正解が一つに定まらず、生徒は自ら仮説を立て、議論や発表を通して考えを深めていく。他者の視点に触れることで思考が更新され、考え続けるプロセスそのものが学びとなる点が特徴だ。知識を受け取るだけではなく、自ら問いに向き合い続ける姿勢を育てている。

 本科クラスのもう一つの特色が、中2から高2まで続くゼミ活動である。「自然科学」「人文社会科学」「数理情報プログラミング」の3領域に設置された9つのゼミから所属を選び、生徒は自分自身の関心に基づいたテーマを長期的に探究していく。

 扱われるテーマは、「AIと倫理」「気候変動と食料問題」「日本語の方言研究」など多岐にわたり、学問領域を横断する内容も多い。異なる視点を持つ仲間や教員との対話を通して、多角的な思考力が育まれる。外部コンテストや研究発表にも積極的に参加しており、学びが教室内にとどまらないことが、生徒の意欲をさらに高めているという。

 探究活動への導入として、中1では「プレゼミ」を実施。テーマ設定やリサーチ方法、議論の進め方などを段階的に学び、本格的なゼミ活動へとつなげていく。自由な発想を促す課題にも取り組みながら、生徒は「問いを立て続ける姿勢」を身につけていく。

 こうした過程を通じて、生徒は経験や感情を振り返り、自身の価値観を言語化していく。本科推進部部長の市橋朋之先生は、「探究を重ねることで、自分が何を大切にしているのかが見えてきます。最終的には、自分なりの真理を語れる存在になってほしい」と語る。

中2~高2のゼミ活動では探究成果を発表し合い、議論を通して思考力と表現力を高める
中2~高2のゼミ活動では探究成果を発表し合い、議論を通して思考力と表現力を高める
理数・医学分野へ広がる学び
新プログラム「MEDICO」

 本科の探究的な学びをさらに発展させる取り組みとして、2026年度から始動するのが「MEDICO」である。理数系や医学、データサイエンス分野に関心を持つ生徒を対象としたプログラムで、社会課題の解決につながる専門的な学びを展開する。

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