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主体的に学ぶ力
探究活動と金融教育 未来を創る拠点へ

主体的に学ぶ力<br>探究活動と金融教育 未来を創る拠点へ

富士見中学校高等学校
女子校

社会に貢献できる自立した女性の育成に取り組んできた富士見中学校高等学校では、近年、SDGsを軸にした探究活動が熱い。その結果、生徒自身の関心をもとにした地球的課題に取り組んだ高2生チームが、金融・経済学習コンテスト「日経ストックリーグ」で入賞した。チャレンジした4人の生徒がこれまでの取り組みについて語ってくれた。

万博で発表した海洋課題を
コンテストを通じて社会に広める

 同校の創設者は米問屋から事業を展開し、証券会社、美術館などを運営してきた実業界出身者だ。そんな背景から、同校では「米(第一次産業)を中核とした探究学習」「金融教育」「芸術教育」を教育の3本柱に掲げている。こうした教育のもと、4人の生徒たちが2025年度、日経ストックリーグでルーキー賞を受賞した。しかし、チームの挑戦はもう少し前に遡る。

 「実は大阪万博の海をテーマにしたパビリオンで、プレゼンテーションする機会をいただきました。その時のテーマが、ブルーシーフード(持続可能な海産物)と、それに関わる『水産エコラベル認証』です。このエコラベルについてもっと広めたいと考えたのが、日経ストックリーグにも参加した理由です」(Oさん)

 そもそも万博で発表するきっかけは、1年次からの探究活動だという。海洋をテーマに探究した生徒の中から、学校が有志を募った結果、チームが結成された。

 「10月の発表に向けて4月から準備を進め、夏休みには水産庁や漁業関係者、水産物を扱うスーパーの方にインタビューをし、さらに海洋の環境問題に取り組む一般社団法人『セイラーズ・フォー・ザ・シー日本支局』でインターンシップを体験し、海洋の環境問題の現在を知ることができました」(Kさん)

 その結果、実際に聞いた現場の生の声を伝えることが高校生である自分たちにできることと考え、万博での発表内容に落とし込む作業に取り組んだ。

 「発表内容をレポートにまとめる際、いかにして本論からずれないように多くの情報から取捨選択して文章にするかなど、思考力が鍛えられました」(Mさん)

 英語での発表を担当したKさんとSさんは、「英語スピーチは授業で経験してきましたが、万博では会場以外にライブ配信もされます。不特定多数の前での長い発表は初めてで、発音の向上に努め、何度も練習を重ねました」と話す。

金融知識が必要なコンテストは
スペシャリストがサポート

 日経ストックリーグでは、金融知識も求められる。もちろん、参加者が学びながら競える内容だが、同校には万博での発表以外にもアドバンテージがあった。それが2025年度に発足した同校のファイナンシャルセンターだ。変化が激しく予想困難な時代において、人々が社会課題に当事者意識を持ち、自分の人生を経済的にマネジメントできるよう金融教育に注力すべく立ち上げたものだ。

 万博の発表と異なり、日経ストックリーグでは、実際にバーチャルで企業に投資をするなど学びながら競うが、ふだんから企業や金融のことに触れる機会があるため、参加に不安はなかったという4人。それにしても海洋の環境保全と投資がなぜ結びつくのか?

 「未来をよくするために期待できる企業を、投資先として選択することも持続可能な社会につながります」(Oさん)

 1つの課題を異なる2つのアプローチで昇華させた生徒たち。口々に「主体性が身についた」「将来の指標になった」と力強く語ってくれた。金融リテラシーとともに、持続可能な社会を牽引していく資質を身につけ、活躍することが期待される。

金融・経済学習コンテスト「日経ストックリーグ」で入賞した高2生
金融・経済学習コンテスト
「日経ストックリーグ」で入賞した高2生

富士見中学校高等学校

東京都練馬区中村北4-8-26

TEL.03-3999-2136

学校HP:
www.fujimi.ac.jp

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