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世界を広げ、人生を豊かに
心と体でことばと触れ合い 対話で深める国語教育を展開

世界を広げ、人生を豊かに<br>心と体でことばと触れ合い 対話で深める国語教育を展開

鈴木 ある種の「うまくいかなさ」を体験することも大事だと考え、中1ではここ数年、避難所で起こるトラブルを描いたドラマを使った、オンラインワークショップを実施しています。

中村 本校が経産省の事業向けに作成した教材の中に、私が脚本を書いた避難所を舞台にしたドラマ教材があります。生徒たちは役者が演じるドラマの登場人物とオンラインでやり取りしながら、問題解決を目指します。うまくいかないことも多いですが、人間同士のトラブルを解決するためには、ある種の正しさを主張するだけではなく、他者の気持ちに寄り添いながら対話する必要があることなどに気づいてもらいます。

鈴木 創作の分野では、授業で俳句を学びます。実際に自分で作った作品を評価してもらったり、意見をもらったりを繰り返しながら表現力を磨いています。

オンラインワークショップの様子。ドラマの登場人物とやりとりしながら、問題の解決を目指す
オンラインワークショップの様子。ドラマの登場人物とやりとりしながら、問題の解決を目指す
仲間と協働しながら学び
AIには真似できない力を

今後、国語教育でさらに強化したい取り組みはありますか。

中村 価値観が多様化した現代社会では、互いの違いを前提としながら意思疎通をはかる対話的コミュニケーション能力や、価値観の異なる他者と協働し問題を創造的に解決する能力がますます重要になっています。先ほど学力観を変えるという話がありましたが、これからの社会に出ていく生徒たちには、知識を受動的に身につける学習だけではなく、他者との対話や協働のプロセスを通して、意味や価値を能動的に獲得していく学習が必要だと考えます。今後「国語力」のある部分はAIによって代替されていくと思いますが、未知なる課題の解決のために、ことばの力を使って他者と力を合わせたり意見を調整したりすることは、AIが苦手とすることだと思われます。だからこそ、読む力、書く力、聞く力、話す力といった基礎基本の力に加えて、他者と粘り強く対話する力や他者とコラボレーションする力を育むために、仲間と協働しながら学び合うような取り組みをさらに進めていきたいと考えています。

最後に、御校をめざす小学生にメッセージをお願いします。

中村 様々な文章を読んで多様な価値観に触れ、多くのことばを獲得していくことで、自分の生きる世界はより彩り豊かなものになります。ですから、受験勉強の中で国語の文章を読む時間は、多くのことばに触れながら自分の世界を広げている時間と言えます。中学に入学してから自分の世界をより広げていくための準備だと思って、楽しんで受験勉強に取り組んでください。

鈴木 国語に対して苦手意識があっても、さまざまな活動をするうちに「得意かも」と思うようになり、前向きに取り組んだ結果、国語の成績も上がった生徒も大勢います。受験生の皆さんも何かを苦手だと感じてしまうと、それが足かせになります。自分の力を信じて、関心の幅を広げることを意識すれば受験勉強が楽しくなり、入学後も実りある学校生活が送れるでしょう。ぜひ、本校で広がりのある学びを体験してほしいと願っています。がんばってください。

海城中学高等学校

東京都新宿区大久保3-6-1

TEL.03-3209-5880

学校HP:
www.kaijo.ed.jp

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