基礎・基本と日々の努力を大切に
探究活動やグローバル教育を充実 挑戦と体験で未来への道を開く
探究活動がさらに充実
校外での活動も活発に
広野 SSHの下でのSTEAM教育として、モノづくりプログラムにも取り組んでいるそうですね。
竹鼻 中1・2では、「T-STEAM:Jr」というテーマに沿ったモノづくりで、グライダーの製作や義手づくりなどに取り組み、失敗と試行錯誤を体験し、モノづくりの楽しさを味わいます。より高度なモノづくりのプログラム「T-STEAM:Pro」に挑戦する生徒もいます。こうしたプログラムは提携先の東京電機大学に大いに協力してもらっています。
広野 自分の好きなこと、興味があることに挑戦できる機会が増えると、参加する生徒はもちろん、周りにもいい影響が広がっていきますね。
竹鼻 教育方針の1つ「一能専念」につながります。自分が好きなことに一生懸命打ち込んで特技にする、そういう経験をしてもらいたいです。最近は科学オリンピックやロケット甲子園といった外部の大会に挑戦し、成果を出す生徒も増えてきました。
広野 高大連携もうまく取り入れながら、探究型の学びを深めて成長していく環境が整っていると感じます。
竹鼻 理系の探究だけでなく、文系の総合探究も広がりを見せています。たとえば、本校が立地する豊島区との連携も活発です。探究の成果を豊島区の審議会で発表したり、区長にプレゼンしたりという機会があり、生徒が提案したアイデアが実際に形になったものもあります。
広野 地元での課題や問題について考える機会は貴重です。それが将来の進路を選ぶことにもつながっていくかもしれません。
竹鼻 年に2回ある探究の成果発表会AcademicDayには中学生から高2まで全員が参加し、保護者や受験生にも来ていただけます。生徒たちの成長を見ることができるので、いらしていただきたいです。SSH指定校なので外部の先生や保護者からも、探究の成果を深めるいい質問を頂戴しています。

学校生活を楽しんで
得意分野で社会に貢献できる人に
広野 中学入試についてお聞きしたいのですが、試験問題ではどの教科もこれまでに学んだ内容を押さえたうえで応用する力が問われていると感じます。日頃の努力の成果を見ているのでしょうか。
竹鼻 その通りです。これまでに学んできた知識を使って、その場で手を動かし、頭で考え、答えを導き出す力を問うています。社会科であっても一問一答ではなく、知識をもとにデータを見て考えるといった力を見ています。
広野 まさに学校の教育方針とリンクしていますね。入学後もやはりこつこつと努力しなくてはならないというメッセージが伝わります。
竹鼻 入学後は日々の授業でしっかり学んでほしいです。一方で、社会に出て活躍するには人に信頼されることが非常に重要です。信頼されなければ、いくら能力が高くても仕事を任せてもらえません。提出物は期限までに出す、周囲への思いやりを忘れないといった基本的な姿勢、すなわち「道義実践」もしっかり身につけてもらいたいと思います。
広野 最後に、受験生へのメッセージをお願いします。
竹鼻 中学・高校時代を、存分に楽しんでほしいです。守られた環境ですから、安心して興味のあることに挑戦し、失敗も成功も経験してほしい。無限の可能性を信じて、いろいろな経験を積んで、将来自分の得意な分野で活躍できる人を育てたいと考えています。
本校では、全員参加のクラブ活動やキャリア教育ではもちろん、探究や行事、委員会などさまざまな場面で目標となるロールモデルから刺激を受けることができます。憧れの先輩に出会い「あんなふうになりたい」と思えるのが6カ年教育の良さです。お嬢さんも保護者の方にも学校を好きになってもらい、一緒に楽しんでほしいと思います。
高い進学実績を誇り、建学の精神を受け継ぐ「運針」が特色
「道義実践」「勤勉努力」「一能専念」を教育方針に掲げています。その実現のため、運針と、生徒全員が48あるクラブのいずれかに所属して活動するようにしています。運針は毎朝5分間、無心で白い布に赤い糸を通す中で、集中力を養い、努力を積み重ねることや基礎・基本の大切さを学びます。また、中高6カ年の探究活動とグローバル教育の充実したカリキュラムにより、2023年度からスーパーサイエンスハイスクール2期目の指定を受け、国際的視野と科学的思考力を備えた、「志力」を持って未来を創る女性の育成をめざしています。