【国学院大学久我山中学高等学校】2025年度 入試問題 算数
「きちんと青春」で、
生き抜く力を
国学院大学久我山
中学高等学校
問題 ST第2回 【3】
図のようなモニターにライトとボタンがつながれているゲーム機があります。このゲーム機で,ライトが光るタイミングに合わせてボタンを押すゲームをします。

ライトが1回光るタイミングに合わせてボタンを1回押すと,必ずモニターにE, G, ×のどれかが表示されます。ライトが光るタイミングとボタンを押すタイミングがぴったり合った場合はE(Excellent)の表示が出て4点入り,タイミングが少しだけずれた場合はG(Good)の表示が出て2点入り,タイミングが完全にずれた場合は×の表示が出て点数は入りません。ライトは何回か光り,連続してEの表示が出るごとにボーナス点として1点入ります。
例えば,3回ライトが光って,順にE, ×, Gのとき,(E, ×, G)と表し,6点になります。(×, ×, ×)のとき,0点になります。
(E, E, E)のとき,表示されたEの個数は3個で,ボーナス点が2回入り14点になります。
また,3回ライトが光って2点になる表示の組み合わせは(G, ×, ×),(×, G, ×),( ×, ×, G)の3通りあります。
ライトは2回以上光ります。次の問いに答えなさい。
(1) 3回ライトが光って(G, E, E)のとき,何点になりますか。
(2) 3回ライトが光って8点になりました。考えられる表示の組み合わせは全部で何通りありますか。
(3) 4回ライトが光って12点になりました。考えられる表示の組み合わせは全部で何通りありますか。
(4) 6回ライトが光って22点になりました。表示されたEの個数は何個ですか。
(5) 7回ライトが光って,表示されたEの個数は6個でした。
① 考えられる点数のうち,一番高い点数は何点ですか。
② 考えられる点数のうち,一番低い点数は何点ですか。
(6) 考えられる奇数の点数のうち一番低い点数は,ライトの光る回数によらずいつも同じです。その点数は何点ですか。
(7) 10回ライトが光ったとき,考えられる点数は全部で何通りありますか。
Eが連続したときのボーナス点があるので,少々複雑になっています。(7)では,それ以前の設問でわかったことをうまく活用しましょう。
E,G,×それぞれの点数(4点,2点,0点)はすべて偶数で,
ボーナス点の1点は奇数であることに注意します。………(★)
(1) Eが連続することによるボーナス点に注意して,
2+4×2+1=11(点)
(2) Eの個数が3個や0個のときは不適です。
Eが2個出るとき,2個のEで4×2=8(点)ですから,さらに点数が入ってはいけません。
もう1個は×で,2個のEは連続しません。(E, ×, E) の1通りです。
Eが1個出るとき,残り2個がGのときに
4+2×2=8(点) となり適します。
出る順序は問わないので,3通りです。
以上から,1+3=4(通り)
(3) Eの個数が3個以上のとき,どこかでEが連続するので
4×3=12(点) よりも高い点数になり不適です。
Eの個数が2個のとき,(★)からその2個が連続してはいけません。
さらに,残りの2個がGのときに4×2+2×2=12(点) となり条件に合います。
(E, G, E, G),(E, G, G, E),(G, E, G, E)の3通りです。
Eの個数が1個以下のとき,点数は
4+2×3=10(点)以下になり不適です。
以上から,3通りです。
(4) Eの個数が6個のとき,
4×6=24(点)よりも高い点数になり不適です。
Eの個数が5個のとき,(★)から,点数が22点になるためには,
ボーナス点が入る回数が偶数でなければなりません。
つまり,5個のEが連続しますが,このとき点数が
4×5+1×4=24(点)以上になり不適です。
Eの個数が4個のとき,同様にボーナス点が入る回数が偶数であることに注意します。
0回にはできないので2回に決まり,例えば
(E, E, G, G, E, E) のときに
4×4+2×2+1×2=22(点)になります。
Eの個数が3個以下のとき,最も点数が高い(E, E, E, G, G, G) などの場合でも
4×3+2×3+1×2=20(点)となり不適です。
以上から,答えは4個です。
(5) 6個のEが連続するか,2つの部分に分かれるかのどちらかです。
ボーナス点が入る回数は,前者では 6-1=5(回),
後者では 6-2=4(回) です。
① 6個のEが連続し,さらに残りの1個がGの場合です。
4×6+1×5+2=31(点)
② 6個のEが2つの部分に分かれ,さらに残りの1個が×の場合です。
4×6+1×4=28(点)
(6) 点数が奇数になるとき,★から,ボーナス点が入る回数も奇数(1回以上)で,Eが2個以上出る必要があります。
2個のEが連続し,残りはすべて×の場合を考えて,
4×2+1=9(点)
(7) 考えられる最も低い点数は0点,
最も高い点数は 4×10+1×9=49(点)です。
0点から49点までの50通りの点数のうち,実現しない点数を除きます。
まず,(6)から,9点未満の奇数の点数(1点,3点,5点,7点)の4通りは除きます。
また,Eが9個の場合の最も高い点数は,
(5)①と同様に考えて,
4×9+1×8+2=46(点)
よって,47点,48点の2通りも除きます。
それ以外はすべて実現することが確認できます。答えは,
50-(4+2)=44(通り)
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中学への算数 東京出版刊行
●編集方針●
最近の中学入試では、型にこだわらない新傾向問題が増えています。これらは、ためしたり、かぞえたり、整理したり、場合を分けたり、規則性を発見したり、グラフを書いたり、図形を動かしたり、立体をいろいろとりあつかったり、というように、単なる反復練習では解くことのできない、数学的な発想力や思考力を要求される問題です。それに応える力を育てることが本誌の最大の目標です。同時に、受験を離れたところでも、算数のおもしろさ、楽しさを伝えていきます。
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コメント
中学では基礎的な計算力を身に付けられるように、計算力診断テストを繰り返し実施し、図形の証明などで発想力・表現力を磨いています。中3からは高校の内容を先取りし、各単元を通じて思考力も養っていきます。
様々な角度から条件を眺め、上手に組み合わせることによって問題を解きほぐしていく。数学の問題を解きながら、論理的思考を身に付けて欲しいと考えています。